投稿

.NET もう1つのエラーの扱い方

イメージ
.NETでは、try/catchブロックで囲むことでエラーを処理できます。 try { int item = GetItem(); Console.WriteLine($"Item: {item}"); } catch (Exception ex) { Console.WriteLine($"Caught an exception: {ex.Message}"); } .NEXT というライブラリのResult型を使うと、try/catchブロックを使わずにエラーを処理できます。 using DotNext; Result<int> result = GetItem2(); if (result.TryGet(out int item)) { Console.WriteLine($"Item: {item}"); } else { Console.WriteLine($"Caught an exception: {result.Error.Message}"); } Result<int> GetItem2() { // 条件を満たしていないならエラー if (...) return Result.FromException<int>(new Exception("条件を満たしていません。")); return 0; }; エラーが起こる可能性があることがわかっていれば、Resultを返すようにすると型でその可能性を判別できて、値を安全に取り扱うことができます。 値を直接取り出すこともできます。 Result<int> result = GetItem2(); int value1 = (int)result; int value2 = result.Value; ただし、結果がエラーであった場合はその場でエラーが投げられるので、エラーが出ることが想定される場合はおすすめしません。 エラーの確認をさぼってサーバーを止めないようにしましょう。 インプラス株式会社

チェックインのひみつ②

イメージ
前回 に続き、「良くする会」の冒頭で行う“チェックイン”について紹介します。 チェックインは、会議のスイッチを入れるための時間。 一人ずつ発言することで、自然と「話し合うモード」に入っていきます。 いわば、順番にエンジンをかけるようなイメージです。 普段はちょっとした雑談のような短いスピーチでもOKですが、インプラスでは4つの基本ステップがあります。 その1つめがこちら。 1. 前回から今日までの“良かったこと” 前回の良くする会から今日までにあった、 良かったこと・できたこと・うまくいったこと を共有します。 これは心理学で「リフレクション」と呼ばれる方法で、 成功体験を振り返ることで 学びが深まり、成長実感や自己効力感が高まる とされています。 ただ、人はどうしても“良くなかったこと”のほうが思い出しやすく、 “良かったこと”は意識して振り返らないと出てこないものです。 良くする会はこれまでに300回以上開催されており、 リフレクションも300回以上積み重ねてきた ことになります。 この小さな積み重ねこそが、人を成長させ、大きな成果につながるのです。 だから、このステップ1はとても大切なのです。

色づくイチョウの木

イメージ
朝晩は肌寒くなってきて広葉樹の葉が散り始めるなかで、イチョウが見事に色づいていました。 イチョウは古生代から姿がほとんど変わっていない生きた化石で、中国中部に残っていたわずかな集団から人の手によって世界へ拡散していったという歴史を持ちます。この見事な色を見れば、自分の故郷に持って帰りたい、という気持ちもわかる気がします。

川辺の土手に

イメージ
先日、出張でお客様の事務所へ向かう際、最寄り駅からの道中にある土手を歩いていると、 鮮やかな黄色い実をつけた木や、きれいな花が咲いている場所が目に留まりました。 みかんなのかキンカンなのか分かりませんでしたが、季節が進むにつれて、こうした実りや花々を各地で見かける機会が増えているように感じます。 自然は季節ごとにさまざまな色を見せてくれるため、歩きながらその変化を楽しめるのは嬉しいことです。 お客様の事務所まではわずかな道のりでしたが、普段とは違う道を歩くことでも、小さな発見や気づきがあるものだと改めて感じました。

困りごとの見つけ方

イメージ
業務の改善を考えるとき、つい自分の目線で課題を判断してしまいがちです。 しかし、本当に改善すべきなのは、現場の人が日々感じている「困りごと」です。 では、それはどうやって見つければ良いのでしょうか。 まず大切なのは、実際の作業を観察することです。 実は、口頭で聞くより、現場で作業している様子を見た方が多くの気づきがあります。 操作に時間がかかっていないか、 手順が複雑で混乱していないか、 同じ作業を何度も繰り返していないか、 こうした言葉にできていない困りごとこそ、改善の種になります。 次に、業務フローや作業手順を図にして可視化するのも効果的です。 仕事の流れや書類の動きをフローチャート化することで、どこに負荷が集中しているか、どこに無駄があるかがわかりやすくなります。 さらに、小さな不便やイライラを拾い上げることも大切です。 現場の人が「まあ仕方ない」と我慢している作業ほど、実は効率を大きく下げていることがあります。 インプラスでは、システム開発だけでなく、ITを活用した困りごと解決のお手伝いもできます。 インプラス株式会社

AIで自己分析その1

イメージ
生産性を上げるための作業分析のディスカッションで、「予定工数内に完了するにはどうしたらよいか」「不具合を減らすにはどうしたらよいか」というようなことを作業記録をもとに検討を進めていましたが、記録はあっても記憶はなんとなくという状況なので時間がかかってしまいそう。 そこで、正確なものが確実にできないのなら、時短のためにAIに任せようというこで、各担当の不具合などのリストをAI投げて、傾向と対策をまとめてもらいました。 考えることは大事ですが、生産性を上げようとしているのに時間を無駄に使うのはよろしくありません。 AIなので当たり障りのないような結果が出てきますが、単なるリストだったものがさくっとまとめられて、自分がどんな問題を起こす傾向があるという気付きにつながれば儲けものです。 AIを使ったとしても、出てきた傾向を自分で考えて、実際に自分で行動することが、一番大事なことです。 インプラス株式会社

庭木の年輪

イメージ
庭木の手入れで大きい枝を切り落とした時に、そういえば…と年輪ができていないか見てみました。ハッキリしたものではありませんが、たしかに年輪らしきものが。 この枝が何年かけてここまで大きくなったのか見たかったのですが、1年に1本という様子ではなさそうで分かりませんでした。