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認知療法の技法(2)思考と事実を区別する

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  今回は、思考と事実を区別するための技法を紹介します。 私たちは怒ったり落ち込んだりすると、自分の考えを事実そのものだと思い込んでしまいがちです。どれほど正しく感じられても、思考はあくまで「仮説」「解釈」「予測」にすぎません。しかし悩んでいる最中には、そのことに気づきにくくなります。 そこで役に立つのが、ABC技法と呼ばれる方法です。この技法を使うことで「思考」「感情」「事実」を区別でき、どのようにして特定の反応が生まれているかを整理することができます。 ABCとは以下の3つを指します。 A(Activating Event):きっかけとなる出来事 B(Belief):その出来事に対する信念・考え方 C(Consequence):結果として生じる感情・行動 やり方は紙に4つの欄を作り、 「A=出来事」 「B=信念(考え)」 「C=結果としての気分・感情」 「C=結果としての行動」 を書き分けて整理します。 たとえば以下のようになります。 A:窓がガタガタ音を立てている B:誰かが押し入ろうとしている C(感情):不安 C(行動):戸締まりをして警察を呼ぶ このように、出来事→解釈→結果(感情・行動)という流れを書き出すことで、自分がどのような認知の癖に影響されているのか、客観的に気づくことができるようになります。 インプラス株式会社

.NET Disposeが必要なオブジェクトを管理するクラスはDisposeを実装しよう

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  基本的に、Dispose()が実装されているクラスのインスタンスは、不要になったときにDispose()を呼び出す必要があります。 StreamReader reader = new StreamReader("example.txt"); reader.Dispose(); // using文を使用することでもDispose()を呼び出せる using (StreamReader reader = new StreamReader("example.txt")) { } クラス内部でDispose()が実装されているクラスのインスタンスを作成して保持する場合は、どこかでDispose()を呼び出す機会を作らないといけません。このクラスにもDispose()を実装しましょう。 public class ContainingClass : IDisposable { private IDisposable disposableObject = new DisposableObject(); private bool disposedValue; protected virtual void Dispose(bool disposing) { if (!disposedValue) { if (disposing) { disposableObject?.Dispose(); } disposedValue = true; } } public void Dispose() { Dispose(disposing: true); GC.SuppressFinalize(this); } } IDEを使えば、IDisposableを実装するときにテンプレートを作成してくれるので、if (disposing) 内で必要なDispose()を書くだけです。 今回のようにDispose()...

シャコバサボテン

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 事務所内のシャコバサボテンが、ようやくつぼみをつけ始めました。 過去の写真を振り返ってみると、一昨年は12月上旬、さらにその前の年は1月上旬に開花していました。 今年は気温の急激な変化が多く、例年とは少し様子が違うようにも感じますが、植物は環境の変化がありながらも、1か月前後のずれはあれど、おおむね同じ時期に花を咲かせているのが分かります。 自然のリズムは不思議で、そして変わらないものですね。

ハードディスクの寿命

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  個人用PCではSSDだけ搭載してHDDは搭載しないというケースも増えてきていますが、動画や写真などの大きいデータを保存する時には容量単価の安いHDDを活用するケースが多いと思います。 そんなHDDですが、当然寿命があります。Crystal Disk Infoというソフトを使うと使用歴やHDDの自己診断の情報を見ることができ、異常があればここで発見できます。ただ、HDDが壊れる前に必ず自己診断で異常が見つかるとは限らないので、数年に一度程度の頻度で乗り換えていくことが推奨されています。僕はいまのところHDDの故障にあったことはなくて、一番長いものでは7年ほど使っていたものもありましたが、だいたい4-5年のスパンで買い替えています。 しかし、定期的にHDDを交換していても何の前触れもなく壊れてしまう可能性はあります。HDDが壊れてしまうとデータ復旧業者に依頼しても復元できなくなってしまう場合があるので、あらかじめバックアップを取っておくとより安心です。

チェックインのひみつ④

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「良くする会」の冒頭で行う“チェックイン”について4回めです。 (※ 前回の記事はこちら ) チェックインは短時間ですが、会議のスイッチを入れ、自己成長にもつながる大切な習慣です。今回は、4つの基本ステップのうち3つめを紹介します。 3. 今日の会で“貢献できること” ここでは、 「今日の良くする会で自分はどんな貢献ができるか」 を宣言してもらいます。 たとえば、 「たくさん発言します」 「質問をします」 「議題をこなせるよう協力します」 といったように、会議で自分ができることを一言で伝えます。 新人とベテランで内容が違っていてもOK。 大切なのは「自分にできること」を言葉にすることです。 このステップは、宣言効果はもちろん、参加意識を高め、 「自分にも貢献できる」という自己効力感を育てる効果 があります。 さらに、メンバー同士が「積極的に参加しよう」という意思を共有することで、全員の会議への参加意識が一段と高まります。 一方で、「宣言すると満足して達成した気になる」という指摘もありますが、そこは心配ありません。 良くする会では最後の「チェックアウト」で、宣言どおり行動できたかを確認する仕組みになっています。 次回はラスト、4つめのステップです。

今年もあと2週間

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今年も残すところ、あと2週間となりました。 年末に向けて慌ただしい日を過ごしている方も多いと思いますが、今日は、今年のうちに対策しておきたいメールの話です。 Gmailを「メーラー代わり」に使っていませんか? 会社のメール、プライベートのメール、Gmail以外のフリーメール。 これらをGmailにまとめて受信して、「Gmailを開けば全部見られる」という使い方をしていませんか? 実はこの使い方、2026年1月でできなくなります。 Gmailの設定にある「他のメールアカウントをPOPで受信する機能」が終了します。 Gmail自体が使えなくなるわけではありませんが、他のメールを自動で取り込むという機能に制限がかかります。 難しい話はさておき、選択肢はだいたい次の4つです。 1.POPからIMAPへ切り替える    同期型の受信方法に変更する 2.他のメールソフトを使う    OutlookやThunderbirdなどに移行する 3.Gmailへ転送する   メールサーバー側で自動転送する 4.Google Workspaceにまとめる   こちらは有償サービスへの登録が必要です 今すぐ困るわけではありませんが、「気づいたらメールが届かなくなっていた」というのが怖いパターンです。 今年のうちに、「Gmailで受信していたアカウントはどんな設定だったっけ?」と一度だけ確認しておくのがおすすめです。

システム導入準備

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お客様の現場業務をIT化するために使用するタブレットです。 なかなか一度にこれだけの台数を導入することはなく、開封して、セットアップして、再梱包。 キッティングにもそれなりに時間が取られるので、きちんと今後に活かしていこうと思います。 他にも、セットアップのためにネットワークを繋ぐためのIPアドレスが足りなくなったり、同時に無線機器が接続できる台数を超えてしまったり、これまでは知識としてだけだったものが、リアルに経験することができました。 インプラス株式会社