Win/Mac混在環境のポータブルHDD暗号化

USB接続のポータブルハードディスク(HDD)を、Windows/Macで併用する場合に、HDDを暗号化はどうしたら良いかを調べてみました。


手軽にHDDのデータを読み書きできる機器であるため、社外で頻繁に使用するにはデータを暗号化して、限られた人でしかデータを取り出せないように情報漏えい対策を取っておくと安心です。


Windowsであれば、Windows 10 Pro / Enterpriseに標準搭載されているディスク暗号化機能「BitLocker」が簡単です。


Macであれば、macOS High Sierraから実装された「APFS(暗号化) 」が一般的な暗号化になります。

※ APFS:Apple File System


では、Windows/Mac混在環境ではどちらを選択したら良いのでしょうか?

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①まず、Windowsで暗号化した「BitLocker」をMacで読み取るには...

 「M3 Mac Bitlocker Loader」などの有償ソフトウェアが必要なようです。


②では逆に、Macで暗号化した「APFS(暗号化) 」をWindowsで読み取るには...

 こちらも「APFS for Windows」などの有償ソフトウェアが必要ないようです。

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今のところは、どちらを選択したとしてもソフトウェアを購入しなければ、Win/Mac混在環境で暗号化したHDDを共用することは叶わないようでした。


共用したいPCがWindows1台+Mac数台であれば「APFS(暗号化)」を、Mac1台+Windows数台であれば「BitLocker」を選択するのが良さそうです!

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