VPN通信を改善

テレワークを始めて3ヶ月、事務所で行っていた仕事も問題なくこなせていましたが、最近行っている作業でどうしてもやりにくいものがあったので、効率アップのために改善することにしました。

今回の私のケースは特殊かもしれませんが、一般的にはVPN接続でのインターネット通信の速度(負荷)改善ということになると思います。


■問題の作業
・WindowsパソコンのVPN接続で事務所へつないでシステム開発
・リモートコントロールソフトを使ってお客様サポート

使用しているリモートコントロールソフトは、ルーターにパソコンの通信経路設定が必要なのですが、通常、VPN接続するとインターネットへの通信が、パソコン→自宅ルーター→インターネットではなく、パソコン→自宅ルーター→事務所ルーター→インターネットとなってしまうので、リモートコントロールソフトが使えません。

2つの作業を同時に行うことはほとんどありませんでしたが、最近必要性を感じてきたので改善します。

どうするかというと、事務所にアクセスするデータだけVPN経由にする、ということをします。

以下、設定メモ
1.ネットワーク接続→「VPN接続設定」を右クリック→プロパティを開く

2.「ネットワーク」タブのプロパティを開く

3.詳細設定ボタンをクリック

4.IP設定で
 「リモートネットワークでデフォルトゲートウェイを使う」のチェックを外す
 「クラスベースのルートの追加を無効にする」にチェックを付ける

5.VPN接続を行う

6.コマンドプロンプトを起動し、「route print」を実行し、VPN接続のインターフェース番号をメモ

7.コマンドプロンプトを管理者で起動し、経路情報を登録

コマンド:route add [通信先IP] mask 255.255.255.255 [VPNサーバーIP] metric 1 if [インターフェース番号] -p

VPN通信先が1つの機器なら
route add 192.168.1.100 mask 255.255.255.255 192.168.2.100 metric 1 if 10 -p

VPN通信先のネットワーク機器全てなら
route add 192.168.1.0 mask 255.255.255.0 192.168.2.100 metric 1 if 10 -p


一般的には、インターネットへアクセスするときにVPN接続先の事務所ルーターを経由しなくなるので、速度の改善や事務所ルーターの負荷が改善されると思います。


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