パソコンの時計が大幅にズレると、仕事ができなくなる話
先日ノートパソコンの電源を消し忘れてしまい、翌日バッテリーがスッカラカンになったということがありました。
バッテリー稼働している場合は、数分間 無操作状態が続くとスリープに入るように設定しているのですが、起動しているソフトによってはこのスリープ設定が無効化されることがあります。
パソコンをAC電源に繋ぎ、Googleのページにアクセスすると...
2年以上も時計がズレていました。しかも。httpsから始まるホームページは閲覧不可になります。
通常バッテリー切れを起こしても、パソコンの内臓時計などを記憶しておく電池は多少残されているものですが、この日は見事にからっぽになったようです。
時計を直せば済む話かと思われますが、MacBookAirでは、そんな簡単な話ではありませんでした。
まず時刻の自動設定機能があるので、インターネット接続されていていれば勝手に直るはずです。しかし、暫く待っても、再起動しても直りません。クラウドに保存されている資料にアクセスできないので仕事も進みません。
1) Macの「システム設定」>「一般」>「日付と時刻」とメニュー遷移して、「日付と時刻を自動的に設定」がONになっていることを確認。
2)タイムサーバも「time.apple.com」が設定されおり、障害情報も見当たりません。
3) 「日付と時刻を自動的に設定」をOFFにして、日付と時刻を手動で直せばインターネットは閲覧できるようになります。
4) 「日付と時刻を自動的に設定」をONに戻すと、また2021年3月27日に!
手動で時刻を直して、この日は仕事をしましたが、このままでは気持ち悪い。
「Mac 時間 ずれる 直らない」とググると、なんと電池切れで長時間放置すると発生するMac特有の問題だったということが分かりました。
先輩方の知恵の通りに、ターミナルを開いて「timed」を強制終了させて解決です。
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$ sudo rm /var/db/timed/com.apple.timed.plist
$ ps -ef | grep timed
$ sudo kill [プロセスID]
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[プロセスID]は、「ps -ef | grep timed」コマンドを実行することで調べられます。
$ ps -ef | grep timed を実行すると表示される情報
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501 1985 1 0 土 03PM ?? 0:00.40 /usr/libexec/mlruntimed
266 [4398] 1 0 月 07PM ?? 0:03.76 /usr/libexec/timed
501 10924 10912 0 7:16PM ttys000 0:00.01 grep timed
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「/usr/libexec/timed」が表示されている行の右から2つ目、上の例では「4398」がプロセスIDです。
プロセスIDは、みんなそれぞれ違うのでpsコマンドを使って調べてください。