数字はヒントに過ぎない

自宅の4か所に温湿度計を設置してから、81日が経過しました。

データ件数は、なんと約45万件にのぼります。


前回のブログでは、AIに「生活パターンを読み取らせた」話を書きましたが、今回はもう一歩踏み込んで「健康リスクの可視化」に挑戦してみました。

冬のリビングにおける健康リスクといえば、「乾燥」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

今回のデータ分析では、その感覚が間違っていないことを裏付ける結果となりました。


暖房のおかげで、リビングの室温が18℃を下回った時間は、全体のわずか7.8%にとどまっていました。

ところが、ウイルスが活性化しやすいとされる絶対湿度7 g/m³を下回った時間はなんと31.7%にのぼりました。

これは、1日のうち約7~8時間は、空気がカラカラな状態が続いていたことになります。


一方で、玄関は正反対の問題を抱えていました。

湿度60%を超えた時間は全体の25.8%。

1日あたり約6時間が「カビが発生しやすい環境」だったことになります。


さらに、リビングと玄関の温度差が5℃以上になった時間を調べたところ、1月〜3月の間はほぼ毎日のように発生していました。

暖かいリビングから寒い玄関へ移動するたびに、ヒートショックのリスクにさらされていたことになります。

つまり、このリスクは一時的なものではなく、「冬の間ずっと続いていた」と捉えることができます。


データは、「何が問題か」を直接教えてくれるわけではありません。

しかし、グラフを眺めていると、自然と問いが生まれてきます。


これは製造現場でも同じで、単にデータを集めるだけでなく、「どう見せるか」「どう読み取るか」が重要なのです。


5/19(火)・ 5/20(水)に、ポートメッセ名古屋で開催する バックオフィスDXPOに出展します。