昔のAppleマウス

たびたび古いPCデバイスの話題を書いております。今回はアップル社が90年代中盤あたりに出していた「Apple Desktop Bus Mouse II」、通称ADBマウス2です。

白やアイボリーのプラスチック製品は黄ばみやすいですね……いかにもレトロPCという色になってしまいました。

Apple Desktop Bus(ADB)とは文字通りアップルの独自規格の端子で、USBになる前はキーボードやマウスはこの端子で接続していました。キーボードの上部左右にも端子があったため、本体→キーボード→マウスという接続ができ、本体から長いケーブルを何本も引く必要がありませんでした(現代はワイヤレスマウスが標準で、もっと楽になっていますね)。

アップルは最初に出した初代マッキントッシュ(1984)の頃から1ボタンのマウスにこだわりがあるようです。2000年以降のProマウス、Mightyマウス、Magicマウスなどはさらに思い切りよく、0ボタンになっていますね。

一方、一般的なDOS/WindowsまわりのPC用マウスは昔から2ボタンでしたし、SunのワークステーションなどUNIX系では3ボタンマウスが標準的でした。中ボタンはコピー&ペーストのペーストに使われていました。いかにもプログラマ/エンジニア向けのコンピュータという感じがします。

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