共有フォルダにアクセスできない

先日お客様より、新しいパソコンを買ったけどサーバーの共有ファイルにアクセスできないとのご相談がありました。
新しいパソコンを追加する手順として、パソコンのユーザーをサーバーへ登録するということは伝えてありましたので、順を追って一緒に確認していくことにしました。

ユーザー名は間違っていないか。
パスワードは間違っていないか。
手順も問題なさそうです。

ところが、いまいちはっきりしない部分があり、よく確認するとパソコンのログインアカウントがマイクロソフトアカウントになっているということでした。
ローカルアカウントに切り替えると問題なく共有フォルダにアクセスできます。

調べてみると、マイクロソフトアカウントでログインしている場合、他のパソコンの共有フォルダにアクセスするときにマイクロソフトアカウントが使用されてしまうようです。

新しいパソコンを買って普通にセットアップを進めるとマイクロソフトアカウントでセットアップされてしまうため、それがトラブルの原因となっています。
新しい仕組みを入れるなら、今までのやり方に影響がないか、対応方法がわかりやすいかを考えていかないといけないですね。

というわけで、自身の記憶に残すためにも確認ポイントをメモしておきます。

(1)クライアント側
・共有フォルダにアクセスすると、ユーザー名/パスワードの入力を求められる。
 →アクセスアカウントの設定が適切ではない。
・サーバーに登録されているユーザー名/パスワードを入力して、資格情報を記憶するにチェックを入れてOKボタンだけでも解決する。

(2)クライアント側
・ パソコンのログインアカウントが何かを確認する。マイクロソフトアカウントの場合、資格情報の登録が必要。
 Windowsの設定>アカウント

(3)サーバー側
・サーバーにユーザーが登録されているかを確認する。 登録されていなかければ登録する。
 コントロールパネル>管理ツール>コンピュータの管理>ローカルユーザーとグループ

(4)クライアント側

・資格情報の確認。マイクロソフトアカウントを使用している場合は、Windows資格情報を追加登録する。
 コントロールパネル>資格情報マネージャー

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