300万分の1の可能性

先日、お客様よりバーコードの読み取りについての問い合わせをいただきました。


日々、工程管理の作業報告でバーコードを読み取っているのですが、たまたま工程の進捗状況を確認したところ、そこには存在しない指示の工程が報告されているということでした。


記録や状況を考えると、バーコード内の数字「3」が「5」と認識され、別の指示書と判断されてしまったようです。

システム導入から11年、200万回以上の読み取りを行っていますが初めてのケースです。

個人的にもこの仕事を初めて20年以上経ちますが初の事例です。


1次元のバーコードは、細いバーと太いバーの組み合わせて文字を表すので、バーの幅の比率が正常でないときちんと読み取れません。

以前、バーコードが読み取り難いという事があり、印字品質の問題がありました。

おそらく今回も、プリンタの経年劣化による印字品質の低下や、コスト削減のためのリサイクルトナーの利用も原因として考えられそうでしたので、そのあたりの改善を提案しました。


仕組みによってはなかなか気付きにくい問題です。

バーコードの種類を変えれば誤認識率は改善されそうですが、300万分の1というものが多いのか少ないのか悩ましいところです。 

このブログの人気の投稿

技術メモ「503 Service Unavailable」

グーグルグループのメーリングリストの返信先が個人になってしまう

『ネットワークドライブ』のトラブル