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11月, 2025の投稿を表示しています

チェックインのひみつ②

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前回 に続き、「良くする会」の冒頭で行う“チェックイン”について紹介します。 チェックインは、会議のスイッチを入れるための時間。 一人ずつ発言することで、自然と「話し合うモード」に入っていきます。 いわば、順番にエンジンをかけるようなイメージです。 普段はちょっとした雑談のような短いスピーチでもOKですが、インプラスでは4つの基本ステップがあります。 その1つめがこちら。 1. 前回から今日までの“良かったこと” 前回の良くする会から今日までにあった、 良かったこと・できたこと・うまくいったこと を共有します。 これは心理学で「リフレクション」と呼ばれる方法で、 成功体験を振り返ることで 学びが深まり、成長実感や自己効力感が高まる とされています。 ただ、人はどうしても“良くなかったこと”のほうが思い出しやすく、 “良かったこと”は意識して振り返らないと出てこないものです。 良くする会はこれまでに300回以上開催されており、 リフレクションも300回以上積み重ねてきた ことになります。 この小さな積み重ねこそが、人を成長させ、大きな成果につながるのです。 だから、このステップ1はとても大切なのです。

色づくイチョウの木

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朝晩は肌寒くなってきて広葉樹の葉が散り始めるなかで、イチョウが見事に色づいていました。 イチョウは古生代から姿がほとんど変わっていない生きた化石で、中国中部に残っていたわずかな集団から人の手によって世界へ拡散していったという歴史を持ちます。この見事な色を見れば、自分の故郷に持って帰りたい、という気持ちもわかる気がします。

川辺の土手に

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先日、出張でお客様の事務所へ向かう際、最寄り駅からの道中にある土手を歩いていると、 鮮やかな黄色い実をつけた木や、きれいな花が咲いている場所が目に留まりました。 みかんなのかキンカンなのか分かりませんでしたが、季節が進むにつれて、こうした実りや花々を各地で見かける機会が増えているように感じます。 自然は季節ごとにさまざまな色を見せてくれるため、歩きながらその変化を楽しめるのは嬉しいことです。 お客様の事務所まではわずかな道のりでしたが、普段とは違う道を歩くことでも、小さな発見や気づきがあるものだと改めて感じました。

困りごとの見つけ方

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業務の改善を考えるとき、つい自分の目線で課題を判断してしまいがちです。 しかし、本当に改善すべきなのは、現場の人が日々感じている「困りごと」です。 では、それはどうやって見つければ良いのでしょうか。 まず大切なのは、実際の作業を観察することです。 実は、口頭で聞くより、現場で作業している様子を見た方が多くの気づきがあります。 操作に時間がかかっていないか、 手順が複雑で混乱していないか、 同じ作業を何度も繰り返していないか、 こうした言葉にできていない困りごとこそ、改善の種になります。 次に、業務フローや作業手順を図にして可視化するのも効果的です。 仕事の流れや書類の動きをフローチャート化することで、どこに負荷が集中しているか、どこに無駄があるかがわかりやすくなります。 さらに、小さな不便やイライラを拾い上げることも大切です。 現場の人が「まあ仕方ない」と我慢している作業ほど、実は効率を大きく下げていることがあります。 インプラスでは、システム開発だけでなく、ITを活用した困りごと解決のお手伝いもできます。 インプラス株式会社

AIで自己分析その1

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生産性を上げるための作業分析のディスカッションで、「予定工数内に完了するにはどうしたらよいか」「不具合を減らすにはどうしたらよいか」というようなことを作業記録をもとに検討を進めていましたが、記録はあっても記憶はなんとなくという状況なので時間がかかってしまいそう。 そこで、正確なものが確実にできないのなら、時短のためにAIに任せようというこで、各担当の不具合などのリストをAI投げて、傾向と対策をまとめてもらいました。 考えることは大事ですが、生産性を上げようとしているのに時間を無駄に使うのはよろしくありません。 AIなので当たり障りのないような結果が出てきますが、単なるリストだったものがさくっとまとめられて、自分がどんな問題を起こす傾向があるという気付きにつながれば儲けものです。 AIを使ったとしても、出てきた傾向を自分で考えて、実際に自分で行動することが、一番大事なことです。 インプラス株式会社

庭木の年輪

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庭木の手入れで大きい枝を切り落とした時に、そういえば…と年輪ができていないか見てみました。ハッキリしたものではありませんが、たしかに年輪らしきものが。 この枝が何年かけてここまで大きくなったのか見たかったのですが、1年に1本という様子ではなさそうで分かりませんでした。

暖房の温度設定

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   冬の季節に入るといつも悩んでいる暖房の温度設定、部屋の温度が丁度よくなる設定がなかなか見つからず、少しずつ温度を下げていって寒さを感じる温度から1度上げるとしばらくの間は快適な温度、すこし時間が経つと今度は暑くなってくるので1度下げて...繰り返していくうちに操作が面倒になり、最終的には暑さを我慢する方に落ち着きます。

認知療法とは何か

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  今回は「認知療法」について紹介します。 認知療法とは、私たちが落ち込んだり、怒りを感じたりといった「つらい気持ち」になるとき、その背景には無意識のうちに浮かぶ“自動思考”がある、という考えに基づいた心理療法です。 たとえば、何かうまくいかないことがあると、「自分はダメだ」「もう終わりだ」といった考えが自動的に頭に浮かびます。 認知療法では、このような自動思考を見つけ出し、その考えが本当に合理的なのか、現実に即しているのかを検討していきます。 そうすることで、極端な思い込みや誤った認識から少しずつ抜け出し、気持ちを整えていくことを目指します。 今後は、何回かに分けて認知療法の具体的な技法を紹介していく予定です。 インプラス株式会社

.NET 10 がリリースされました

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.NETの新しいバージョンがリリースされました。 合わせてC# 14やVisual Studio 2026の正式版なども利用可能になりました。 動作が高速になり、便利な機能が追加されています。特に、Visual Studio 2026はAI開発機能が強化されています。 活用して生産性を上げていきたいですね。 インプラス株式会社

休み方改革のマイスター

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  インプラスは休み方改革に大変積極的ですね! ということで、表彰して頂きました。 表彰式では大村愛知県知事より、地産木材で作られた分厚い立派な表彰状(というより盾?)を頂きました。 「愛知県休み方改革マイスター企業認定証制度」のポータルサイト https://aichi-meister.pref.aichi.jp/ によると、 「リフレッシュすることで、仕事のモチベーションや生産性が向上したり、従業員の心身の健康維持が期待できたり…」とあり、有給休暇の取得促進を主題とした制度です。 講演では、有給取得(とりわけ子育てや介護)や多様な働き方の受け入れは、企業の生産性向上や社員の心身の健康だけでなく、少子化や離婚、DV、自殺、GDPなど、あらゆる社会問題とつながっている要因だ、というお話があり、経営者として、育メン実体験者として、「うんうん」と思いながら聴いていました。 たくさん休んでも大丈夫な会社を目指すには、生産性とチーム力を最大限に引き上げる取り組みが必要だと思います。 ・有給を取得すると生産性が上がる ・生産性を上げないと有給が取れない というニワトリタマゴにどう取り組んでいくかが最初の課題だと思いますが、「まず先に休みを取ってみる」が進めるための答えだと思っています。 わが社は年間休日約130日+有給20日で、有給取得100%を目指しています。 インプラス株式会社

晩秋にハイビスカス

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 11月頭の地域清掃中に、ハイビスカスのような華やかな花が咲いているのを見つけました。 ハイビスカスというと南国の花だから、晩秋に咲いているなら何か別の花かな…と思ったら、9月頃から咲き始め、10月いっぱいまで開花するそうです。特に今年は温かいからか、まだ咲くことができているようです。

USBの利用が増えました。

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先日、出張で宿泊したホテルで、壁にコンセントだけでなくUSBの差し込み口も付いているのを見つけました。 これまではコンセントだけというのが普通でしたが、USBポートがあるということは、それだけUSB機器の利用が一般的になったということですね。 最近は、複数のUSBポートが付いている車も見かけます。 他の乗り物でも、これからはコンセントだけでなくUSBポートが標準装備になる時代が来るかもしれませんね。

なかなか消えない亀アイコン

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さまざまなOSで開発やテストを行うため、仕事では仮想マシンを活用しています。 私のシステム開発環境では、Windows11をホストOSとして、Windows7やLinuxなどをゲストOSとしてVirtualBox上で動作させています。 仮想マシンの利点は、物理マシンを増やさずに複数の検証環境を構築できること、そして新しいPCへの移行も容易な点です。 通常であれば、新しいPCへ仮想化ソフトウェアをインストールし、仮想マシンのイメージファイルをコピーするだけで引っ越しできます。 ところが今回、PCの引っ越し後にVirtualBoxの仮想化支援機能(VT-x/AMD-V)が無効化されるという問題に遭遇しました。 同様の事例はネット上でも多く報告されているようなので、今回はその原因と解決方法をまとめました。 ■発生環境 ホストOS:Windows 11 24H2 仮想化ソフトウェア:Oracle VirtualBox ■問題の症状 仮想マシンを起動すると、仮想化支援(ネステッド VT-x/AMD-V)がグレーアウトして有効化できない状態になりました。 その結果、仮想マシンがCPUのソフトウェアエミュレーションで動作し、パフォーマンスが著しく低下していました。 ※ VirtualBoxでは、ステータスバーに「亀のアイコン(低速モード)」が表示されるのが特徴です。 ■ 一般的に紹介されている対処法(未解決だった手順) 同様の問題に対して、多くのWebサイトでは次の1~3の手順が紹介されています。 1.BIOS設定の確認  仮想化機能(Intel VT-x / AMD-V)が有効になっていることを確認します。 2.Windowsの仮想化関連機能を無効化  VirtualBoxとWindowsの仮想化機能は競合するため、以下の機能を「Windows の機能の有効化または無効化」からオフにします。  ・Hyper-V  ・Linux 用 Windows サブシステム  ・Virtual Machine Platform  ・Windows ハイパーバイザープラットフォーム 3.Windowsセキュリティの設定変更  [設定] → [プライバシーとセキュリティ] → [Windows セキュリティ] → [デバイス セキュリティ] → [コア分離の詳細] に進み、「メモリ整合性」をオフ...

Windows11 メモ帳のあれこれ2

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前回 、メモ帳の自動保存について書きましたが、この設定はもう一つの重要な動作に影響があります。 自動保存の設定の場合、メモ帳を閉じるときにタブの「x」ではなくアプリの「x」で終了すると、次にメモ帳を開いたときに、前回開いていたファイルがそのまま開きます。 「前のセッションを続行」とは、メモ帳で編集した内容を一時保存、さらに開いていたファイルもそのまま保持、ということです。 共用利用するパソコンでは、自分が開いていたファイルが第三者に見られたり、その逆も然りです。 一応そのファイルがアクセスできない状態になっていれば見ることはできませんが、個人情報や機密情報の取り扱いなど、セキュリティリテラシーの面からはきちんとした対応をすることが望ましいですね。 インプラス株式会社

キンモクセイとギンモクセイ

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  例年ならもう散っている頃ですが、今年は11月に入ってもまだキンモクセイの花が長持ちしています。 さてこのキンモクセイですが、漢字では「金木犀」と書きます。金があるなら銀もあるのでは?と思って調べてみると、実際に銀木犀は存在しました。ギンモクセイが原種で、キンモクセイは変種にあたるそうです。キンモクセイとよく似た白い花が咲くが、香りが弱いためあまり目立たないとのことです。

チェックインのひみつ①

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  良くする会のひみつ シリーズです。 前回 までは、地域清掃について書いてきました。 良くする会の最初は、その回の進行担当が始まりを宣言し、 今日の予定 をみんなに伝えます。これから何をするのかを共有するのは、とても大切です。 そして、 チェックイン の時間です。 本来は雑談も含めて、何を話してもOK(むしろその方がいい!)のですが、「良くする会」ではちょっと欲張って、 次の4点 についてさらっと話してもらっています: 前回から今日までの良かったこと 前回決めたことに対する成果 今日の会で貢献できること 今日持ち帰りたいこと 話す順番は決めず、 話せる人から自主的に 発言してもらっています。 詳しくは次回!

秋の花粉

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  今年は平年に比べて暖かい日が長く続いていましたが、最近になって急に気温が下がったため、いつもより体調を崩してしまうことが増えており、対策を考える日々が続いています。  気温が下がったことにより比較的落ち着いていた花粉症がひどくなってきたので、花粉の情報を調べてみたところ、色々な花粉が季節ごとに飛んでおり、思っていた以上の種類の花粉が同時に飛んでいることに驚きました。  そのため、耳鼻科に通院するタイミングも調整する必要があることに気づくことができたので、来年のスケジュールを組む際は、花粉の情報と照らし合わせながら通院の予定を組むように心がけていきます。

.NET 値型をobject型に入れるとパフォーマンスが下がる

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C#やVB.NETで関数を定義する際、引数の型をobjectにするとほぼすべての型を受け入れることができます。 一見便利ですが、intやdouble、構造体を入れるとパフォーマンスが低下する可能性があります。これはボックス化(boxing)と呼ばれます。 ボックス化とボックス化解除 - C# | Microsoft Learn void SomeMethod(object value) { // 何らかの処理 } // ボックス化 SomeMethod(1); これらは具体的な型を指定したり、ジェネリックを活用することで回避できます。 void GenericMethod<T>(T value) { // 何らかの処理 } // ボックス化しない SomeMethod(1); パフォーマンスが重要な場面では特に注意したいですね。 インプラス株式会社

われわれは呼吸のし過ぎ

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 今回は、パトリック・マキューン著『人生が変わる最高呼吸法』を紹介します。 本書では、「運動でバテる原因は筋力不足ではなく、呼吸にある」と説明されています。 その根拠として、ボーア効果が紹介されています。 ボーア効果とは? 血液中の酸素は、実はすでに十分量含まれています。 しかし、酸素は 必要なとき・必要な場所 にしっかり届けられないと意味がありません。 そこで重要なのが 血液中の二酸化炭素(CO₂)です。 CO₂は体が酸素を組織へ放出するための合図になります。 ところが、深呼吸(特に口呼吸)を繰り返すと CO₂ を過剰に吐き出してしまい、 血中 CO₂ が減る 組織への酸素供給の合図が弱くなる 結果、息苦しさを感じる という逆効果が起きるのです。 われわれが生活するうえでほとんどの場合呼吸のし過ぎであるとされています。 ではどうすればいい? そこで本書が推奨しているのは 鼻呼吸です。 鼻呼吸 → CO₂ を適切に保つ → 酸素を効率よく使える 口呼吸 → CO₂ を過剰に排出 → 息切れしやすくなる 鼻呼吸を習慣にすることで、運動時のスタミナや普段の集中力まで改善できる、とされています。 またトレーニング方法としてあえて息を止めて血液中の二酸化炭素を高める方法が紹介されていました。 睡眠時に口呼吸にならないために口にテープを貼る方法も紹介されています。 インプラス株式会社

地域清掃のひみつ5

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   インプラス株式会社で行っている「良くする会」の活動の1つ、地域清掃についてのシリーズその5になります。 前回はこちら 会社から2ブロック先にある本町公園と、往復の路上のゴミを拾っています。 吸い殻が一番多く、ペットボトルや缶、弁当容器などのコンビニゴミなどが主です。 傘も結構捨てられていますし、ゴミ袋丸ごとや、時々スゴイゴミも現れます。 地域清掃は、素手でゴミを拾います。 素手では汚い、気持ち悪いという意見もあるでしょう。 (もちろん危険がある場合などは触らないようにしています) 直接ゴミを素手で拾うことでしか気づけない感情や想いがあります。 手を伸ばして近づくと、別のゴミが近くに隠れているなんてことは常にあります。 地面にぐっと近づかないと見えないゴミは少なくありません。 遠くから見ていたら気付けないことは多いと思います。 そもそも、ゴミには近づきたくない、触りたくない、という感情は潜在的に誰にでもあると思います。 それではゴミを見つけることや拾うことができません。 ここまでの文章の「ゴミ」を「問題」や「課題」に読み替えてみてください。 ゴミを拾うこと即ち問題解決です。 自身が問題に対してどう取り組むかが見えてきます。 インプラス株式会社