チェックインのひみつ②
前回に続き、「良くする会」の冒頭で行う“チェックイン”について紹介します。
チェックインは、会議のスイッチを入れるための時間。
一人ずつ発言することで、自然と「話し合うモード」に入っていきます。
いわば、順番にエンジンをかけるようなイメージです。
普段はちょっとした雑談のような短いスピーチでもOKですが、インプラスでは4つの基本ステップがあります。
その1つめがこちら。
1. 前回から今日までの“良かったこと”
前回の良くする会から今日までにあった、
良かったこと・できたこと・うまくいったことを共有します。
これは心理学で「リフレクション」と呼ばれる方法で、
成功体験を振り返ることで 学びが深まり、成長実感や自己効力感が高まる とされています。
ただ、人はどうしても“良くなかったこと”のほうが思い出しやすく、
“良かったこと”は意識して振り返らないと出てこないものです。
良くする会はこれまでに300回以上開催されており、
リフレクションも300回以上積み重ねてきた ことになります。
この小さな積み重ねこそが、人を成長させ、大きな成果につながるのです。
だから、このステップ1はとても大切なのです。