気にしてみると、景色が変わる
犬を飼い始めて、もうすぐ1年になります。
9月は雨の日が続き、傘を差して長靴で散歩するのが日課になっています。
この時期、散歩をしていて気になるのが銀杏です。
銀杏は犬にとって毒なので、イチョウの木がある場所では、落ちている銀杏を犬が口にしないよう、地面を気にしながら歩いています。
そこで、以前から気になっていたことがあります。
銀杏が大量に落ちている場所と、ほとんど落ちていない場所があります。
イチョウは「雌雄異株」という植物で、株ごとに雄と雌が分かれています。
銀杏をつけるのは雌株で、雄株は実をつけません。
散歩中に感じていた銀杏の分布の違いは、イチョウの雌雄によるものだったということです。
さらに面白いのは、街路樹として植えられているイチョウを見ると、雄株と雌株が無作為に混ざっているのではなく、ある程度まとまって植え分けられているように見えることです。
普段何気なく見ている街路樹も、実際には「どの種類を、どこに、どう植えるか」という設計の上に成り立っています。
そう考えると、毎日歩いている道も、ずいぶん計算されて作られているのかもしれません。
― S.N.