SSDなのに何故か遅い?

 以前ブログで紹介したSSD。

パソコンパーツの中で、一番速度が遅いハードディスク(HDD)を換装するので、パフォーマンス改善は抜群です。


HDDと同規格のインターフェイスで比較的安易に交換可能なSATA規格のSSDは高温にはなりませんが、M.2 NVMe規格のSSDは何倍も速く動作するのでパソコンに負荷がかかると非常に高温になります。


例えばM.2 NVMeの場合、通常使用で60℃程度、高負荷がかかると80℃近くまで上昇します。(温度はメーカー、環境により違いがあります。)


しかし、SSDはには熱暴走を防ぐ安全装置が付いており、この安全装置は「サーマルスロットリング」と呼ばれます。

「サーマルスロットリング」は、高温になるとパフォーマンを落として温度を下げてくれるのです。

ん!? そうです。高負荷がかかると速度が低下します。


そのため、M.2 NVMe規格のSSDはヒートシンクと呼ばれる放熱パーツを装着したり、クーラーを装着するなど熱対策をすることで高負荷時のパフォーマンス低下を回避することができます。

SSD搭載のパソコンのフタを空けてみると、ヒートシンクが装着されてなく剥き出しのSSDが差し込まれている場合もあります。

SSD搭載なのだけれど思いの外速度がでないといった場合は、熱対策することで改善する可能性もあります。

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