USBメモリではありません
来週納品予定のCADソフトで使用する、USB型のプロテクタです。
CGソフト、CAD/CAMなどの高価なソフトウェアは、昔からコンピューターに接続してライセンス認証する通称ドングルと呼ばれる、ハードウェアプロテクタで不正コピーを防止していました。
身近な不正コピー防止対策として、ハードウェア情報をインターネットで送信し、ライセンス認証するソフト、例えばWindows、Officeなどが思い当たるのではないでしょうか。
ハードウェアプロテクタは、プロテクタを所持している人しかソフトウェアを利用することができたないため、単に不正コピー防止だけでなく、ソフトウェアを使用しないときはプロテクタを外すことで不正利用防止もでき高セキュリティを保つことができます。
しかし、高セキュリティである反面、プロテクタを紛失したり、故障した場合は代替品を取り寄せなければ作業が止まったり、USBポートが1つ埋まるなどのデメリットも発生します。
また、USBが主流になる以前は、パラレルポート、シリアルポート型のプロテクタが主流でした。古いソフトを利用したい場合は古いインターフェイスを搭載したパソコンを準備しなければならないなど、ユーザーライクとは呼び難い仕組みでもあります。
そんなメーカー都合な不正防止プロテクタですが、調べてみると緊急時にはワンタイムパスワードを発行してダウンタイムを減らしたり、クラウド型の認証方式に切り替えているメーカーもありました。
ハードウェアプロテクタを利用中の方は、緊急時にどんな対応ができるのか調べておいて損はないかもしれません。
今ご利用中のパソコンに、USBプロテクタは差さっていませんか?