体を温める呼吸法

 前回「心と体を整える最強の呼吸」(ジェームズ・ネスター著)を紹介しました。

今回はチベット仏教に伝わる、寒冷な環境でも体温を上げる効果があるとされるツンモという呼吸法を紹介します。

この呼吸法は水辺、運転中、歩行中などの状態では行ってはいけません。また妊娠中や心臓病の人も行ってはいけません。


・静かな場所を探して頭の下に枕を置き、仰向けに横たわる。肩、胸、脚の力を抜く。

・みぞおちに30回、とても深く、とても速く息を吸い込み、それを吐き出す。できれば呼吸は鼻でする。鼻が詰まっている場合は、すぼめた口で試してみよう。息を吸うごとに体の動きは波のように見えるといい。まず胃を膨らませ、それを静かに肺の上へと寄せていく。息を吐くときも同様の動きで、まずは胃、つづけて胸を空にしながら、鼻か、すぼめた口から空気を出す。

・30回目の呼吸の終わりは、肺の空気が約4分の1になるまで自然な形で吐ききる。そしてできるだけ長く息を止める。

・完全な息止めが限界に達したら、一度大きく息を吸って、そこで15秒間キープする。その新鮮な空気をなるべくそっと胸の周りへ、さらに肩へ動かしてから息を吐き、次の激しい呼吸を始める。

・このパターン全体を少なくとも3回繰り返す。


筆者がこの呼吸法を試したところ、しばらくのあいだ体がポカポカと温かくなる感覚がありました。

確かに、寒さを感じにくくなる実感があります。


もうすぐ冬がやってきます。

冷えを感じたときは、ぜひ安全な環境でツンモ呼吸を試してみてください。

内側から温まる力を実感できるかもしれません。

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